既存アプリケーションのクラウド移行では、アプリケーションの性格に合わせたアプローチを採用することが重要です。モダナイゼーションの基本設計として、アプリケーションだけを最新のものにしても、すぐにシステムの限界が来てしまいます。そのためにモダナイゼーションの基本として、「既存システムの評価」、「クラウドへの移行」、「リソースの最適化」を軸に、クラウド化を進める必要があります。本資料ではリホストを中心とした実装ガイドとなり、Windows Server リホストをまとめたものです。

以下4つの章立てで構成され、既存アプリケーションのMicrosoft Azureへの移行に際して押さえておくべき実践的知識を理解頂ける内容になっています。

■構成

1. モダナイゼーションの基本戦略について
   • モダナイゼーションの基本設計
   • Microsoft Cloud Adoption Framework for Azureの活用
   • ４つのモダナイゼーションプラン
2. レガシー. NETアプリケーションの移行について
   • Windows Severのアップグレードによる変更点
   • 移行シナリオ
   • .NET アプリケーションの移行
3. AzureでのWindows Serverの運用について
   • Windows Server運用に使えるAzureサービス
   • Azure Monitor概要
   • Azure Monitorのセットアップ
   • Log Analytics概要
   • Log Analyticsによるログ解析
   • Azure Backup概要
   • Azure Backupでのバックアップ設定

また、本ガイドでは以下を主なスコープとしています。

・移行元

• ASP.NETアプリケーション
• Windows Server 2008 移行
• .NET Framework 2.0 移行

・移行方針

• IaaSへのリホスト
• リスクとコストの最小化
• Windows Server、.NET Frameworkの最新バージョンへの対応

是非、本ガイドを活用して、最小限の手間とコストでMicrosoft Azureへの移行を実現するヒントとして、お役立てください。

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