Insider Risk Management 及び Communication Compliance 活用ガイド
本書は、MicrosoftソリューションであるInsider Risk Management等を用いたセキュリティ対策、及び具体的な活用例等を記載したホワイトペーパーです。 なお、本書におけるセキュリティ対策とは、主に情報セキュリティにおける内部不正等の内部的脅威への対策を指します。
近年、企業や他組織において、内部不正による情報セキュリティ事故がこれまで以上に懸念されています。典型例としては、社員/職員によって顧客情報が不正に売られることによる個人情報の漏えいや、退職時に製品情報が不正に持ち出されることによる技術情報の漏えい等が挙げられます。これには、昨今の働き方改革の影響も少なからずあり、これまで以上に社内の人間の行動が見えづらくなったことも起因の一つとして考えられます。
また、内部的脅威という観点では他に、社内コンプライアンス違反による摘発から裁判等に発展するケースもあり、これらが原因で事業の根幹を脅かすようなケースも増えてきています。
また、内部的脅威という観点では他に、社内コンプライアンス違反による摘発から裁判等に発展するケースもあり、これらが原因で事業の根幹を脅かすようなケースも増えてきています。
本書では、これらの内部的脅威について防ぐべく、Insider Risk Management等を活用してどのような対策を⾏えるかを解説し、利用者に対し、本製品の導⼊、及び効率かつ安⼼してご利⽤いただけることへの寄与を⽬的としています。
- はじめに
- 本書の目的と位置付け
- リスクの考え方
- 対策製品
- 活用事例
- まとめ